【製品版感想レビュー】欲望の尾 サンプルからでは分からない奥深い物語と作り込みが魅力の力作RPG

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サンプル画像で損をしているRPG 是非プレイして欲しい内容紹介

欲望の尾 製品版レビューになります。体験版がなくて、サンプル画像のみでしかも熟女系に寄っているうえ、説明文がどうも翻訳っぽいということで一旦スルーした人も多そうだ。プレイした感想は『もったいねぇぇぇ』の一言。

今回は、最初のエルフの村をクリアするまでの内容をレビュー。体験版なしとサンプルで本当に損をしていると思うので、ぜひ確認して欲しい。


欲望の尾

欲望の尾

Blue Bones
ロールプレイング(1.54GB)

ジャンル:熟女・巨乳・アヘ顔

こちらは中国語ベースでPATRON(日本でいうならCi-en)で支援を受けながら作られている『TAIL OF DESIRE』という名前で制作されているゲームです。2年ほど開発期間がある力作です。

作り込まれた世界観と海外産ゲーム故の弊害点

良かった点気になった点
エロイベントが豊富で、各シーン差分多め
背景・環境音のこだわりの作り込み
オリジナルドットのコマンド戦闘
錬金・釣り・料理などミニゲーム多数
機械翻訳のため不自然な日本語
戦闘時のヘルプテキストがない
エロ有りは熟女メインで好みが分かれる

ツクールから発展した独自のシステムとこだわりの世界観・キャラクター

ベースは中国語で作られている作品のため、日本語版は中国語版の機械的翻訳がしめる内容となっている。これは作品発売ページでもわかるかと思います。エキサイト翻訳的な部分はとても多い。なのでセリフの意味を噛み砕いて脳内補完していく必要があります。

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この場面だったら『ああ。愛しの我が子よ すでに感じているわね。あの女神が最後の力を使いこの世界を取り戻そうとしていることを。』と言った感じでしょうか。脳内でドンドン変換しよう

女神の失望。男は世界から消え、女性だけが生きる歪な世界

性欲・戦争欲、権力欲とさまざま欲望に支配された男たちの姿に絶望した女神が、すべての男を焼き尽くし抹殺してしまう。その後、女達だけでも生活が成り立つよう長寿と病にかからない健康な身体を与え新たな世界を作り直そうとしているが徐々に暗雲が…。

熟女多し!でもエロい。そして可愛く見えてくる。

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絵柄は西洋ファンタジーを日本人向けに落とし込んだような絵柄で、むっちり熟れたボディがエロい。異種族のボスが序盤に顔みせがあり、こちらは紫肌のテカリや乳輪のデカさが魅力。今回は熟女が多めということで、ロリ・可愛い系を求める人には好みが分かれるかもしれない。が、ストーリーを進めていくと可愛い一面がみえるイベントも多く、愛着が湧いてくる。

序盤主要キャラクター紹介

■主人公
名前をエニック女神の神力によって生み出された少年で、中性よりの美形。正義感も強いが、エッチなことはウエルカム。女の欲望に反応してサイズが変わる巨根の持ち主。

■女神
魔物の母の軍勢に追い詰められ、最後の神力を用いてエニックを創造・世界に召喚した。天使のような見た目をしているが、無慈悲な一面も秘めている。

■エルフの長老ニット
主人公が最初に訪れる村の長老。超巨乳のエルフの熟女。命がけで孫娘の少女を助けてくれたエニックを気にいって一緒に暮らすことにする。エッチに寛容で愛嬌がある。今のエルフ族の特徴として見た目に反したグロテスクな欲望の尻尾を持っている。

この世界観からすると人妻は総じて未亡人

姿を変える昼と夜。世界を彩る環境音とBGM

このゲームには時間の概念がある。時間は1秒1分でリアルタイムでドンドン流れていく。18:00になると日が沈み夜時間が訪れる。建物には明かりが灯り、人々は家に帰り施錠し眠りにつく。

最初に降り立つ高台のステージでは、雲が流れ、木の葉が舞い小鳥がさえずっている。滝に近寄けば流水音がなるし、建物に入れば暖炉の燃える音が聞こえたりと背景・環境作りに力が入っている

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夜だと外にいる村人はランタン片手。細かいこだわりが感じられる。

ゲームシステムと基本操作

移動はWASDではなく、矢印キーかマウスクリックによる座標指定タイプ。Zで決定,Xでキャンセルorメニュー画面展開。Sでショートカットコマンドがワンボタンで使用可能。Aでそのショートカットコマンドを指定できる。街内では左上にマップが設定してあり、重要キャラや宿屋・薬屋、クエスト等の依頼者の居場所が、方向と距離がわかる。迷子にならなくて済むので便利。

各地に点在するボックス・クローゼットや食べ物入り棚など決定ボタンで調べられる箇所は多い。なお、キーピックを用いた『解錠と建物不法侵入』では普段調べても反応がない箇所でもさらにアイテムが入手できるボーナスあり。仰向けで寝ている女性は下着を盗むことも可能だ。

作者絶対オブリビオンとかスカイリム好きだよね。

左端の青い目玉を押すとウインドウを消すことが可能なので、CGをじっくり観たいときに便利。使用メモリはデバイスマネージャーにて確認すると大体300MBぐらい。背景をグリグリ動かさす割にかなり軽め。

ターン制を取り入れたカウントタイムバトルが面白い

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バトルはオーソドックスなサイドビューバトルだが、キャラクターはオリジナルドットでニュートラル立ち絵も動く。攻撃時・スキル攻撃等で変わるモーションも豊富。スキルはMP消費。TPが必殺技ゲージ。

画面の上段に行動順が表示されたカウントタイムバトル。CURRENTが直近の行動順NEXTがまだ順番が固定されていない次のターンCURRENTターン内のキャラが全て行動を行うことが『1ターンとなる。またCURRENTターン内での行動によってNEXTの順番が前後するので、相手の行動を阻害して順番を入れ替えたり、敢えてガードして次ターンの敵行動をやり過ごすことも可能。

コンシューマでいうとオクトパストラベラーみたいな感じでしょうか

スキルには属性・追加効果・発動後のクールタイム(以後CT)があるのが特徴。同じスキルは数ターン経たないと使えないため、使うタイミングとスキル回しが重要になってくる。例えばエニックが序盤に覚えるスキルを例にすると

重攻撃打撃属性スタン効果:1-3ターン敵を行動不能CT3
刺し攻撃貫通属性出血効果:1-3ターンスリップダメージを付与CT2
斬り連弾斬り属性連続攻撃:2連撃CT4
チャージ次のターンの攻撃力を上昇CT6

攻撃手段としては普通攻撃・氣などあるが、物理属性は上記の3つ。強力な技ほどCTが長く、次回発動に時間がかかる。また敵には弱点属性があり、それに対応した属性攻撃を当てると『WEAK攻撃』になる。ダメージ量が大幅に上昇して序盤でも4桁弱のダメージがバンバン通る。この弱点属性とCDTの概念があるので、RPGでよく死に技になりやすい『チャージ』行動に活路が生じる。

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CTがあるためWEAK狙いの同スキル連続使用ができない。例えば弱点が斬属性の強敵相手なら、斬り連弾単発より、チャージ+斬り連弾の方が瞬間火力が伸びます!

ザコ敵?ナメてかかると返り討ち!?

敵のレベルは均一ではなく一体一体個体差がある。気にせず雑魚狩りしようとボタン連打すると痛い目にあうので注意。例えばここ周辺は全てLV3の粘液化けかと思ったらLV5個体がいてスキル重攻撃でも全然減らない。攻撃する敵を選ぶ場面で、相手のLVを確認できるので、やばいと感じたら逃げよう逃走率は100%なので戦略的撤退だ。

これはバグ?仕様?気になる問題点。

ちょっと困ったのが回復アイテムとスキル使用時。メニュー画面では、説明文があって効果がわかるが、戦闘中はヘルプウィンドウが機能していなくて、どれほど回復するか、どういったスキル効果があるか戦闘中には判断がつかない。『魔眼』等は表示されているので翻訳時のバグなのかな?アプデに期待です。

黒い帯の箇所は、本来は説明文が入るのだろう。

いちおしのイベント『バーベキュー』

この作品を是非プレイしてほしいと思った『グッときたイベント』があったのでご紹介。発生時期はエルフの村のストーリーが一段落して、森に進む事ができるようになった間。ニット長老のところに行くと発生する3つのイベントのうちの1つ。この記事の冒頭の画像の場面ですね。

エニックとニットが、孫娘ルニを連れて山へキャンプに出かけることに。大自然の中で開放的になるニット。酒も入り気分が盛り上がってきた彼女にフェラか手コキで抜かれる羽目になってしまうエニック。次第に落ち着きを取り戻し寄り添う二人。キャンプの炎を見ながら話すニットとの独白はとても興味深い。ニットは語る。

「ある晩のこと。それはいつも通りの家族の団らんのひと時だったはずだった。だが青い炎が一瞬で男たちを包みこみ焼き殺した。自分の夫も、娘の夫も眼前で青白い炎にまかれ燃えて死んでいく。それなのにおかしいでしょ?燃え尽き灰になった姿を見ても『悲しい』と感じさせてはくれなかった。」

「村の女性たちは歓喜の声をあげた。これで世界中の紛争が終わりを告げ、私たちは女神より長寿と健康な体を与えられたと。これで世界に平和が訪れるのだと。だがそんな平和はすぐに終わってしまった。次第に魔物が蔓延り、今度は女性が欲望に飲み込まれていく。自分たちは一体なんなのだろうか。女神と悪魔に弄ばれている彼らのただの玩具じゃないか。」

イベント『バーベキュー』よりニットのセリフ内容を意訳

女神の神罰により欲にまみれた男たちは全て燃え尽きた家族を愛し、平和を守ろうとした男たちも同様に。行き場のない思いを吐露する彼女と、女神に勝手に造られ放り出され、流されるままだったエニックが、自らの意思で彼女達の苦しみや悲しみを解き放ってみせる決意する

あらすじで唐突に神罰で死滅した男たち。裁かれるべき欲望を持った悪人は勿論、男という括りには、善良な男性・少年だって居たはずだが一纏めで殺してしまう女神の異常性。そして彼らと暮らしていた妻や姉妹も当然いたはずなのに村人から悲しみや怒りが全く感じられなかったことへの回答を得られるいいイベントでした。

BGM、雰囲気もよく、翻訳がガバくてもグッときたイベントです

感想まとめ。内容の露出の少なさから敬遠されちゃうのがもったいない力作。

今回は序盤のストーリー内容と、戦闘システムをご紹介させてもらいました。これDLsiteやFANZAのサンプルからじゃ判断付かないって。UIも戦闘もフィールドもBGMや環境音の作り込みも触れてもらえれば力作だとわかるから、『体験版があればなあ』と思ってしまいました。

ただ、やはりテキストの機械翻訳が気になるって人は多いと思います。エロシーンはちょっと笑ってしまうセリフとかありますしね。そのマイナス要素があったとしても完全に上回る出来だと思いますし、絶対皆思うはずです。『これサンプルがもったいねえ』と。

欲望の尾

欲望の尾

Blue Bones
ロールプレイング(1.54GB)

ジャンル:熟女・巨乳・アヘ顔

エロシーンは漫画的表現多め
キーピックミニゲーム
ロード画面。箱庭ドットが凄い。コレ動きますよ!
もう一枚。スマホの待ち受けにしたいレベル

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